[東京リバーサイド病院産後ケアレポ]自治体の補助で宿泊でも1日5,000円!
こんにちは。
ダブル育休中(夫婦ともに1年!)の我が家ですが、日々の育児に疲れが溜まってきた折に、2泊3日で産後ケア入院してきました。
お陰でよいリフレッシュ&育児方針の見直しができました。
[産後ケアとは]
産後に支援が必要なママを対象に、安心して子育てができるようサポートする「産後ケア」。
産院で行われている産後ケアも、民間の「産後ケアホテル」も1日4万円ほどとかなり高額ですが、自治体の補助を利用すれば格安で利用できます。
産後ケア事業は自治体の「努力義務」とされていますが、実施内容は自治体によって異なるので、お住まいの自治体の制度を是非チェックしてみてください。
私の住んでいる自治体では、宿泊型・通所型・訪問型の3種類がありますが、どれも大して値段が変わらないので宿泊型を利用することに。
提携している病院がいくつかある中で、東京リバーサイド病院の産後ケアを受けることになりました。
・産後ケアでできること
産後入院中と同じで、ご飯は上げ膳据え膳オヤツ付き、家事も不要。
ミルクor搾母乳を預けて、休息を取ることもできます。
また、育児不安があれば助産師さんに指導を受けられます。
特に授乳に関する不安を相談できるのが心強いところ。
今回の目的は2つ。
①休息を取りたい!というのと、②直母の練習です。
我が家は完母なのですが、直母が上手くいかなくて搾乳育児中です。
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Read more直母だとちゃんと飲めているのか不安なので、産後ケア入院中はスケールで飲んだ量を測って練習することを目標に。
・補助の条件は?
残念ながら自治体の補助は誰でも受けられる訳ではありません。
家族などからの援助が受けられないこと、心身の不調や育児不安があることが条件になっています。
我が家はダブル育休中なので、利用できるのか?と不安でしたが、実母・義理母の援助が前提となっている感じがあって、夫婦のみで育児をしている状況でもOKでした!
完全ワンオペでもっと大変なママ向けなのかな?と思っていたので意外でした。
条件が色々あって一見ハードルが高そうなのと、まだ新しい制度で認知が低いので、私の住んでいる自治体では制度が始まってから利用したのがまだ30人ほどしかいないそうです。
良い制度なので、もっと気軽に利用できるようになれば良いですね。
[利用してみて]
2泊3日、1日5,000円×3日の15,000円で利用してきました。
まず有難いのが、持っていく荷物がほとんど不要なこと!
東京リバーサイド病院では、赤ちゃんの服・オムツ、ママの服・タオル、搾乳機や哺乳瓶・消毒セットまで一通り用意してもらえます。
産後ケア施設によっては、母子の着替えやオムツまで持参しないといけないところも多いみたいで。
赤ちゃん連れの外出はタダでさえ大変なので、できれば荷物を減らしたいですよね。
着いたらまず助産師さんと面談をして、日中は直母の練習、夜間は搾母乳を預けて休息を取ることに。
・初日から目的達成
すんなり直母成功してしまいました。
こちらからいちいちナースコールしなくても、ちょくちょく助産師さんが様子を見にきて下さるのが有り難かったです。
新生児期はあんなに苦労しても全然上手くいかなかったのに…
産後ケア入院時の体重は約4,700gで、吸い付く力も強くなったからかと思います。
飲める量も、最初は両胸10分で30gとかで少なかったのも、入院2日目には多い時には100gほど飲めるようになったよう!
思ったより遥かにスムーズでした。
・しかし…
せっかく直母ができるようになったのですが、退院後はまた搾乳育児に戻してしまいました。
というのも我が家には搾乳スタイルが合っている!と再確認できたからです。
直母のデメリット
①夫婦で分担できない
②搾乳との両立が困難
③飲めているか不安
①夫婦で分担できない
まず、①が決定的な理由。
ダブル育休中の我が家では、授乳含めて夫婦で分担して「シフト制育児」を行なっています。
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②搾乳との両立が困難
じゃあ直母と搾乳を使い分ければ?という話なのですが、これがまた難しくて。
まず難しいのが搾乳のタイミング。
生後1ヶ月の時点で2時間おきと、まだまだ授乳間隔が開かないためです。
更に問題なのが、産後ケア退院後に胸が張らなくなったこと。
入院中は夜間に多少搾乳はすれど、結局ほぼ直母で過ごしていたら、いわゆる「差し乳」という状態に。
3〜4時間経っても胸がふわふわを通り越して萎んだ状態で、搾乳しても50mlくらいしか取れない!
どうやら「溜まり乳」「差し乳」という2種類があるよう。
「溜まり乳」は胸に母乳が溜まった状態、「差し乳」は赤ちゃんに吸われたら作られるオンデマンド形式。
電動搾乳機の陰圧では溜まっている母乳が出るだけなので、「溜まり乳」でないと搾乳育児は難しそうです。
③飲めているか不安
ある程度は直母でも飲めていることが分かったのですが、産後ケア入院時と退院時に体重を量ってもらったら、2泊3日の入院で6gしか増えていなくて(笑)
退院後に自宅でスケールがない状態で直母を続けるには心許ない数字でした。
・前向きに
という訳で、今までは「直母が上手くできないから搾乳で」という消去法だったのが、産後ケアのお陰で「直母もできるけど搾乳の方が楽」という前向きな選択になったのが、一番の成果でした。
直母でも搾乳でも、母乳をあげられることに変わりはない!とは思いつつも、「直母神話」のせいでモヤモヤしていたのがすっかり晴れました。
搾乳の手間はあるけれど、授乳は旦那と分担して負担を減らせる。
あとこれは1ヶ月健診を終えて外出するようになって思ったのですが、搾乳のストックさえあれば赤ちゃんを連れずに外出できるし、赤ちゃん連れの外出の時でも直母より飲ませやすい。
授乳間隔が開かないので、外出時に都合よく授乳室のある場所でお腹が空くとは限らなくて。 そんな時も哺乳瓶でなら、座る場所さえあれば、ベンチとかでも母乳をあげられる!と思うと少し気楽です。
今回は2泊3日の産後ケア利用でしたが、自治体の補助が受けられるのは最大7日までなので、またの機会に3泊4日で利用してくる予定です。
その時は直母の練習もナシで、搾母乳を預けてガッツリ休息が取れそうで楽しみです。