【FP監修】妊娠中でも入れるはなさく生命の保障内容を分かりやすく![入院・帝王切開でいくらもらえる?]
こんにちは。「妊娠中でも入れる保険」とよく耳にする日本生命グループのはなさく生命。
実際、妊娠中にトラブルがあったときはどんな保障が受けられるのでしょうか。
主な妊娠中のトラブルについて、保険金がいくらもらえるのか、分かりやすくまとめました。
この記事はFPが監修しています
【FP監修】我が家のトマト🍅はFP2級を取得しています。
以前の記事で、妊娠中は短期間でも医療保険に加入すべき!というお話をしました。
【FP監修】まだ間に合う!妊娠中は短期間でも医療保険に入るべき理由 - トマくる育児日記
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Read more今回ははなさく生命のプランの中でも、女性限定の充実した保障が選べる《はなさく医療》についてのお話になります。
医療終身保険 はなさく医療の特徴|はなさく生命保険
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Read more基本の保障は3つ(入院給付金、手術給付金、放射線治療給付金)で、さらに死亡給付金や特約を追加することができます。
月々の保険料は特約の内容や年齢によって異なりますので、ご自身の保険料の確認にはかんたん見積もりをご利用ください。
[保障されるのは?]
・保障を受けられる条件
まずは保障が受けられる条件を確認しておきましょう。
保障が受けられる条件
①妊娠週数は関係なし
②これまでの妊婦健診で異常を指摘されていない
③予定帝王切開でない
④過去5年以内に帝王切開を受けていない
①妊娠週数は関係なし
「妊娠中でも加入できる」とされている商品でも、加入できる妊娠週数に制限がある場合があります。
20週前後までとされている商品が多いですが、はなさく医療は条件を満たせば妊娠週数に関係なく加入できます。
また、今回の妊娠についても、加入時に異常がなければ保障の対象になります。
②これまでの妊婦健診で異常を指摘されていない
直近3カ月以内に医師による診療(問診・診察・検査・治療・投薬)を受けたことがあると、告知の必要があります。
通常の妊婦健診であれば問題ないですが、公的保険適用で通院、薬の処方を受けているなど場合がこれに当たって、告知の内容によっては加入できないか、今回の妊娠・出産に関する入院・手術は保障されない「条件付き」での加入になってしまうことがあります。
切迫流産、切迫早産、子宮頸管無力症、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などのほか、貧血やつわりなどによる薬の処方などもこれに当てはまるので注意しましょう。
③予定帝王切開でない
帝王切開は手術に当たります。帝王切開に限った話ではありませんが、加入時点ですでに「手術予定」がある場合、加入できないか、今回の妊娠・出産に関する入院・手術は保障されない「条件付き」での加入になってしまいます。
前回の妊娠で帝王切開だった場合やその他子宮の手術を受けたことがある場合、双胎以上の多胎妊娠、前置胎盤、逆子の場合は予定帝王切開を指示されることが多いでしょう。
④過去5年以内に帝王切開を受けていない
過去5年以内に継続して7日以上の入院をしたこと、または手術を受けたことがあると、告知の必要があります。
5年以内に帝王切開で出産したことがある場合、加入できないか、今回の妊娠・出産に関する入院・手術は保障されない「条件付き」での加入になってしまうことがあります。
[妊娠中のトラブル]
・入院
妊娠中は様々な要因で入院が考えられます。
自然分娩の場合の入院は対象にはなりませんが、異常分娩、つまり帝王切開や吸引分娩・鉗子分娩など、保険適用になった場合の入院は保障の対象になります。
また、妊娠中は全期間を通してトラブルが付きもの。
妊娠初期でも妊娠悪阻や切迫流産で長期入院になるケースも。中期には切迫早産で長期入院になるケース、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群で管理入院になるケースも。後期は後期で前置胎盤や多胎妊娠で早目の入院になるケースもありますね。
加入時点でこれらの異常がなかったのならば、これらの入院も保障の対象になります。
入院が長期になると心配なのは差額ベッド代ですね。
1日あたりの入院給付金や、入院一時給付金がもらえると安心です。
もらえる給付金は以下の表の通りです。
入院給付金に加えて、特約で女性疾病入院給付金、入院一時給付金、女性疾病入院一時給付金を上乗せすることができます。
入院給付金
保障 | 金額 | 上限 |
---|---|---|
入院給付金 | 日額3,000円〜1万円 | 1入院あたり上限30日/60日/120日 |
女性疾病入院給付金 | 日額2,000円〜5,000円 | 1入院あたり上限30日/60日/120日 |
合計 | 日額5,000円〜1万5000円 |
入院給付金は1回の入院あたり上限30日/60日/120日まで支払われます。
通算では1,095日までです。およそ3年なので、長期入院になっても安心ですね。
入院一時給付金
保障 | 金額 | 補足 |
---|---|---|
入院一時給付金 | 1回につき1万円〜10万円 | 14日以上の継続入院に同額の一時金を付けることも可能 |
女性疾病入院一時給付金 | 1回につき1万円〜10万円 | |
合計 | 2万円〜20万円 | 継続入院の場合、3万円〜30万円 |
切迫流産や切迫早産では、14日以上の長期入院になることも多いので、不安であれば継続入院一時給付金の特約を付けておくと安心でしょう。
[出産時のトラブル]
・母体死亡
2021年の日本の妊産婦死亡率は、出産(出生+死産)10万件当たり2.5件。件数でいうと、年間21人の妊産婦が亡くなりました。
(出典:-人口統計資料集(2023)-)
年々減っているとはいえど、産科危機的出血などによる母体死亡のリスクがあります。
起きてほしくないことではありますが、母体死亡や重度障害が残った場合も保障の対象になります。
死亡給付金の金額は、「入院給付金の日額」×「給付倍率」で決まります。
保障 | 金額 |
---|---|
入院給付金(A) | 日額3,000円〜1万円 |
給付倍率(B) | 50倍〜250倍 |
死亡給付金(A×B) | 15万円〜250万円 |
・異常分娩による手術
自然分娩の場合、給付金の支払いはありません。異常分娩による手術を受けた場合、手術給付金を受け取れます。
手術給付金は「入院給付日額」に、手術ごとの「所定の倍率」をかけた金額になります。
※女性医療特約の女性特定手術給付金については、帝王切開など妊娠・出産に関わる手術は保障の対象外です。
※「手術」に当たるかは、基本的に厚生労働省の医科診療報酬点数表によって「手術料」の算定対象になっているかで判断されます。
これについては病院でもらえる領収書に書いてあります↓
(出典:はなさく医療Q&A)プランごとの手術給付金は以下の表の通りになります。「所定の倍率」は、妊娠・出産に関わる手術を受けた場合で示しています。
プラン | 手術I型 | 手術II型 | 手術III型 |
---|---|---|---|
入院給付日額(A) | 3,000円〜1万円 | ||
所定の倍率(B) | 10倍 | 5倍 | |
手術給付金(A×B) | 3万円〜10万円 | 1万5000円〜5万円 |
なお、ここは保険会社によって対応が異なるところですが、はなさく医療の場合は領収書をもらった時に「手術」の欄に点数が書かれていれば吸引分娩、鉗子分娩、会陰切開も手術給付金の対象になります。忘れずに確認しましょう。
※通常の自然分娩での会陰切開は介助とみなされて「手術」に含まれないことも多いようです。
[おすすめのプラン]
しっかり妊娠・出産のリスクに備えられるおすすめのプランを紹介します。
無事に出産を終えて次の妊娠の予定がなければ一旦解約することもできるので、短期的に特約を充実させたプランで加入するのがよいでしょう。
保障 | 金額 | 補足 |
---|---|---|
入院給付金 | 日額1万円 | 上限→60日、特則→無制限なし |
手術給付金 | 10万円 | 手術I型 |
入院一時給付特約 | 10万円 | (継続入院一時給付金+10万円) |
女性疾病入院一時給付特約 | 10万円 | |
女性医療特約 | 日額5,000円 | 上限→60日 |
※入院給付金について…切迫早産による長期入院は2〜3ヶ月に及ぶ場合もあります。2ヶ月以上の長期入院のリスクに備えたければ上限120日でもよいでしょう。
※手術給付金について…帝王切開の場合、手術I型だもかII型でも受け取れる給付金は同額です。ならば保険料の安い手術I型でよいでしょう。
・月々の保険料の目安
年齢によって保険料は異なります。ご参考までに上記のおすすめプランで、20歳、30歳、40歳の場合の月々の保険料を下の表に示します。
継続入院一時給付金ありの場合となしの場合で試算してみました。
※死亡給付金は適用なし、保険料払込期間は終身、上記以外の特約は付けていません。
年齢 | 継続入院一時給付金なし | 継続入院一時給付金あり |
---|---|---|
20歳 | 月額4,305円 | 月額4,635円 |
30歳 | 月額4,975円 | 月額5,425円 |
40歳 | 月額4,940円 | 月額5,530円 |
これだけ充実の保障でも、月々5,000円くらいですね。
・帝王切開での入院でもらえる金額の例
先ほどのプランで、帝王切開での分娩、入院7日間として、もらえる給付金の金額を計算してみました。
保障 | 金額 |
---|---|
入院給付金 | 7万円 |
手術給付金 | 10万円 |
入院一時給付特約 | 10万円 |
女性疾病入院一時給付特約 | 10万円 |
女性医療特約 | 3万5000円 |
合計 | 40万5000円 |
もちろん帝王切開に限らず、切迫早産による長期入院なんかにも備えることができます。
月々の掛け金5,000円くらい×残りの妊娠期間の保険料だけで、これだけ手厚い保障が受けられます。
[まとめ]
という訳で、現段階で加入の条件を満たしている方は、残りの妊娠期間中だけでも加入しておくのがオススメ!
加入期間によっては黒字にできてしまいますね。
我が家でも先日保険の無料FP相談を受けて、はなさく医療に加入しました!申し込んだ次の日の健診で切迫早産の診断を受けてしまったので、ギリギリセーフでした。プロに詳しい保険の話を聞きたい方はぜひ!
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