妊娠後期のトラブル[切迫早産入院3〜4週目編]妊婦殺しのマグセント
こんにちは。切迫早産入院生活も早4週目に入り、ようやく32週。
入院3週目はリトドリンの副作用か貧血が進行したくらいで比較的落ち着いて過ごせていたかと思いきや、週末に向けて雲行きが怪しくなり、怒涛の4週目が幕を開けたのでした。
[分娩室、再び、そして三度]
・分娩室、再び
先週、時間外の診察で初めて分娩室に入ったのですが、またも。
もうどれだけ点滴を増やそうが10分間隔でお腹が張るのは日常茶飯事になりつつあるのですが、時間外だと宿直の先生に毎回心配される→急遽診察という感じになってしまいました。
今の産院に置いてあるNSTのモニターは、陣痛の値が99がMAXなのですが、最高値を記録!
でもこれ値が高くても痛くない時とそうでもなくても痛い時もあって、値よりも「痛みを伴うか」が大事なよう。
幸い、診察の結果、頚管長は20ミリ前後で変わらず破水もなし。ギリギリながらもなんとか耐えているようでした。
・分娩室、三度
3度目の分娩室行きは、診察ではありませんでした。なんと洗髪。
入院した当初から「お腹の張りがなければシャワー可」と言われているのですが、お腹が張らない日なんぞほとんどなく…入院してからまだ4回しかシャワーに入れていません。
1週間に1回入れるかどうかって感じでなかなか辛いですね。
お腹の張りが一向に落ち着かず、しばらくシャワーは絶望的だったので、せめて洗髪だけお願いすることに。
洗髪するよーと車椅子で連れて行かれた先が分娩室なのでした。
分娩室の流しはシャワーヘッド付き。分娩台の横のストレッチャーに寝っ転がって頭を洗ってもらうだけでも気分がだいぶ違いました。さっぱり。
・便利グッズ
身体は蒸しタオルでの清拭でなんとかなっても、1週間シャワーに入れないとさすがに頭を洗いたくなります。
入院生活はまだ先が長いので、ちょうどいいものがないかと探していたら見つけた「水のいらないシャンプー」を買ってみることに。
洗髪には到底かないませんが爽快感はあって、蒸しタオルで拭くだけよりは断然マシ!
お値段も500円程度でお手頃。もう入院生活も折り返しなので、もっと早く気付いていればよかったですね。
[妊婦殺しのマグセント]
・順調な成長と怪しい頚管
入院中の2週間に1回のお楽しみ、妊婦健診がありました。外来で長い時間待たなくていいから楽!
病院食のボリュームは凄いわ、(差し入れのお菓子は食べてるわ)、ベッド上安静で運動は出来ないわで、私の体重も右肩上がりなのは置いといて。
我が子の推定体重も順調なようです。
成長曲線の上限、+2Wくらいを行っていて、推定体重が2000gを超えたようで一安心でした。
一方、頚管は成長に伴って更に怪しい状況に。長さは変わらねど、内子宮口がくさび形(アルファベットのUの字のような感じ)に 開いてきてしまっていて…
この時の診察では一旦点滴はリトドリン最大流量(3A40)で様子見となったのですが、それでもお腹の張りが収まらない!ということで、ついにアレが来てしまいました
・入院生活で1番辛いよ
切迫早産の治療薬としてメジャーなのは塩酸リトドリン(ウテメリン)と、硫酸マグネシウム(マグセント)の2つでしょう。
子宮の収縮を抑制するという働きは同じですが、日本ではまず第一選択肢がリトドリン。
副作用だとかでリトドリンが使えない場合や、私のように使っても子宮収縮が抑えられない場合、マグセントが使われることが多いようです。
で、このマグセントの何が辛いって最初のローディング。
今は10ml/hで点滴しているのですが、最初の20分だけは120ml/hで急速投与されます。(血中濃度を治療域まで一気に上げるためです)
説明なしに突然始められたので、流量ミスかと思ってしまいましたが違いました。
ただでさえ4週間の24h点滴生活で弱っている血管にこれは地獄の痛みでした。
血管痛に加えて、一気にくる体のだるさ。手足に力が入りにくい感じは今も続いています。
これでお腹の張りがなくなるなら「辛くても頑張ろう!」と思えるのですが、リトドリンとマグセント併用でも変わらず10分間隔で張っています(笑)
病棟の看護師さん方の対応も、最初は「張ったらダメ!」だったのが、「いつも通り張ってるね」「張りが増えたり痛みが増してなければとりあえずいいよ」という感じになってきました…。
まだまだ終わらない長い長い入院生活ですが、12月に入って順調にいけばあと3週間ほどで退院できるかも!?と希望もみえてきました。
でも切迫で入院されていた同室の方がある日突然陣痛が始まって大きい病院に搬送されたなんてこともあって。何が起こるかわからないので油断はできないですね。
このまま騙し騙し過ごせるよう祈りつつ、残りの入院生活も頑張りたいと思います。